PISA調査によれば、高い成果を収めている教育システムほど教師に高い給与を支払う傾向の あることが、示されて久しい。また、こうした教育システムが、学級規模など他の選択肢よりも、教師 の質を重視することも明らかになっている。だが、今日の予算を取り巻く厳しい環境にあっては、 すべての教師により多くの給与を支払うことは現実的な選択肢とは言えない。このため多くの 国で、現在、特別なニーズを持つ学校や教師不足の学校といったように目標を絞って給与を増やしたり、あるいは給与体系において地方の裁量をより拡大したりする方法をとっている。個人払いのシステムで対応している国もある。だが、給与によって教師の成果を評価したり、報酬を与えたりすることは、教育の改善を推進する効果的な方法と言えるのだろうか? U1483
成果主義に基づく賃金は 教師の指導力を高めるか?
Policy paper
PISA in Focus

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