2021年、COVID-19ワクチン支援63億米ドル―ほぼ8億5700回分―が開発途上国に提供されました。これは、OECD開発援助委員会(DAC)加盟国からの政府開発援助(ODA)総額の3.5%を占めており、支援総額を過去最高額の1790億米ドルまで押し上げ、実質ベースで2020年より4.4%も増加しました。COVID-19ワクチン支援を除くと、増加率は0.6%でした。
しかし、課題もあります。ロシアによるウクライナ侵攻で物価が高騰しているため、食料不安が高まっています。
エネルギー価格の高騰と財政圧力の高まりで成長が低迷する中で、最も深刻な打撃を受けている国々は追加のODAを必要としています。新型コロナからの力強い経済復興を目指す政府の取り組みは一層厳しさを増しています。
詳しくはこちら: COVID-19 assistance to developing countries lifts foreign aid in 2021 - OECD