OECD地域の年間インフレ率は、2022年4月は9.2%、5月は9.6%まで上昇しました。これは、1988年8月以来の高い値です。
OECD諸国の食料価格は引き続き高騰しており、2022年4月のインフレ率は11.5%、5月は12.6%に達しました。エネルギー価格は4月は32.9%、5月は35.4%まで上昇しました。食料とエネルギーを除くと、年間インフレ率は4月は6.2%、5月は6.4%上昇しました。
ユーロ圏では、統合消費者物価指数(HICP)で測る年間消費者物価指数は、2022年4月は7.4%、5月は8.1%まで上昇しました。特にインフレ率が顕著なのはフランスとイタリアですが、インフレが緩やかになると見込まれているのはドイツです。
参考資料: Press release - Consumer Prices, OECD - Updated: 5 July 2022