グローバル経済

研究開発投資は堅調

15/04/2022 PNG

最新の公的統計によると、OECD諸国全体の研究開発(R&D)投資は、2020年はコロナ禍で経済が世界的に停滞したにもかかわらず、全体でみると1.8%増加しました。R&Dがイノベーションと成長を促進すると政府は認識しており、この増加は、その投資が危機対応にいかに不可欠なものであったかを表しています。

年間成長率が5%だった過去数年と比較すれば、1.8%増というのは下落と見なされますが、それでも、この値は世界的な不景気がR&D支出の下落につながらなかった初めてのケースです。

この傾向は2020年以降も続きました。2021年のR&D支出暫定値によると、ほとんどの企業で支出額が増加しており、中でも最も大きな伸びを示したのはICT企業と製薬業です。パンデミック期にテレワークの普及で世界的なICTニーズが高まったことと、集中的なワクチン研究がその伸びを牽引しました。2021年第4四半期のデータからは、危機の影響がR&D部門で最も深刻だった産業でも、急速に回復していることが見て取れます。この傾向が2022年も続けば、下降傾向が部分的に反転する可能性があります。

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