グリーンリカバリー

ESG投資はどの程度環境にやさしいのか?

03/08/2022 PNG

ESG投資―環境、社会、ガバナンスの諸問題を投資決定プロセスに統合する取り組み―が、持続可能な金融という先駆的な形態となっています。2021年時点で、ESGを要件に含む投資額が40兆米ドルを超えました。原則としては、一企業の’E’スコアは、その企業が環境関連の目標に沿っているあを評価するものですが、実際には、グリーン投資は必ずしも環境に配慮した活動を後押ししているわけではありません。

最近のデータによると、’E’スコアが高いことが常に温室効果ガスの排出削減や再生可能エネルギーへの投資増加と関連しているとは言えません。これは、ESGスコアをつける場合の方法論で、持続可能性目標への企業の実際の進捗状況よりも、企業が開示した環境政策と目標をより重視している可能性があるためです。

ESG投資を低炭素への移行における実効的なツールにするならば、ESGスコアをつける人々が、書類による約束ではなく、実際の気候行動を評価する方向に変化しなければなりません。進捗状況に基づく環境スコアであれば、市場の参加者の投資を持続可能な未来に沿ったものにすることができるでしょう。

参考資料: ESG ratings and climate transition: An assessment of the alignment of E pillar scores and metrics

TwitterFacebookLinkedInEmail