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政府には果たすべき重要な役割がある
貿易から利益を得るということは、政府は傍観し、市場の働きに任せておけばよいということではなく、政府にはしなければならない重要な仕事がある。
適切な政策枠組みの整備。
開かれた市場が最もよく機能するのは、それらが共に労働力と資本が衰退する経済分野から拡大する経済分野へと移動できるようにする健全なマクロ経済環境、よく機能する労働市場、強力な制度を伴う場合であり、そもそもそのような場合しか開かれた市場は機能しない。ここでも、負債を抱えた企業が負債を元利返済するために資産を売却する世界的な景気後退と「負債デフレ」に直面して、購買力の維持に向けた賃金と雇用条件の厳格化が求められている。こうした要求は抵抗に遭うはずであるが、資源が最も効果的に用いられるようにするためには、企業が柔軟に対応することを認めなければならない。
適応を必要とする者への支援。
市場を開放すれば、勝ち組ばかりでなく、負け組も出ることになるが、負け組には支援が必要である。この支援は労働力の特定部分に対象を絞り込む必要があるとともに、透明で期間を区切り、適応を奨励する仕方で提供すべきである。
適切な規制環境の提供。
貿易自由化は規制緩和と同じではない。これは特にサービス貿易について言える教訓であり、我々がまさに世界金融危機に直面して学んでいる教訓である。WTOの「サービス貿易に関する一般協定」(GATS)は、健康や教育など敏感な分野における政府の規制権を留保している。
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